家づくりの新常識、「スぺパ」という考え方

こんにちは!アオイ建設です。
今、住宅業界でのトレンドワード「スぺパ」。ご存じでしょうか?
スぺパとはスペースパフォーマンスの略で、
文字通り「空間対効果」を意味します。
「せっかく家を建てるなら、広くてゆったりとした空間を…」そう考える方は少なくありません。
ところが近年、建築費や土地代の高騰により、「広さ」だけを追求するのが難しい時代になってきました。
限られた空間をいかに有効活用し、“狭さを我慢する”のではなく、賢くスペースを使い、より高い満足を得る
それがスぺパの考え方です。
今回は、そんなスぺパが注目される背景とメリット、そして注文住宅で実現できる具体的なアイデアをご紹介致します!
スぺパが注目されている背景とは?
2025年現在、日本では住宅建築にかかるコストが年々増加しています。
その理由としては
・職人不足と人件費の上昇
・働き方改革による労働時間の制限
・コロナ禍以降の資材価格の高騰(いわゆる「ウッドショック」)
・ウクライナ情勢や円安の影響
これにより、同じ規模・同じ仕様の家を建てようとしても、数年前より大幅にコストがかかってしまうというのが現状です。
このような背景から、多くの人が「コンパクトでも暮らしやすい家」を求めるようになり、空間の使い方そのものに注目が集まるようになりました。
その中心にあるキーワードこそ、「スぺパ」なのです。
スぺパのメリットとは?
スぺパを意識した家づくりには、単なるコスト削減にとどまらない、多くのメリットがあります。
1. 空間のムダを削減!快適性を高める
スぺパ住宅では、デッドスペースや不要な動線を極力減らしていきます。
空間を「どう使うか」にフォーカスすることで、同じ延床面積でも居住性が大きく向上します。
2. 家事や生活動線がスムーズになる
スぺパ住宅は、動線設計も重視されます。
例えば、洗濯・干す・畳む・しまう、という一連の動作をワンフロアで完結させるなど、家事の効率を高める間取りが人気です。
移動距離が短くなるため、日々の暮らしがシンプルで快適になります。
3. 冷暖房効率が良く、ランニングコストも節約!
無駄な空間が少ないということは、冷暖房の効率が良くなるということでもあります。
冷暖房にかかる光熱費が抑えられ、エネルギー価格の高騰にも強い家になります。
必要最小限の部屋数にすることで、将来的なメンテナンスコストや清掃の手間も軽減されます。
スぺパ住宅の具体例
では、実際にどのような工夫が「スぺパの高い住まい」につながるのでしょうか。
ここでは、注文住宅で取り入れやすい代表的なアイデアをいくつかご紹介します。
● 省スペース玄関
必要以上に広くとらず、収納と導線の機能性を重視。
シューズインクローゼットや壁面収納で、すっきりとした玄関を実現します。
● バルコニーなしの選択
従来は「当たり前」とされていたバルコニーも、最近では不要とする方が増えています。
室内干しスペースや浴室乾燥機を活用することで、外干しの手間が減り、防犯やメンテナンスの観点からもメリットがあります。
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室内干しが基本のライフスタイルに合わせた、ランドリースペースを兼ねた洗面室。
● 寝室の居室化
寝るだけの部屋に多くのスペースを割くのではなく、書斎や収納を兼ねた空間にすることで、寝室の活用度がアップ。
昼間はワークスペース、夜はベッドルームなど、1室2役の使い方ができます。
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主寝室上部にロフトを設置することで、寝室と収納を兼ねた空間作り。
● 造作収納の活用
壁面や階段下、デッドスペースを造作収納として活用することで、収納家具を減らし、空間を広く見せることが可能になります。
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収納の充実度満足!なキッチンと洗面スペース。
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小上がりの和室の下に収納があります。
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リビングや洗面室に壁面収納たっぷり!リビングの階段下にも収納があります。
スぺパを取り入れて、これからの家づくりをスマートに
注文住宅は、ライフスタイルや家族構成に合わせて設計できるからこそ、スぺパの考え方を最も活かせる家づくりと言えます。
「本当に必要な空間とは何か?」
「1つの空間に、どれだけの価値を持たせられるか?」
ぜひ弊社の注文住宅でご提案させていただければと思います。
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